ハラスメントを意識できるようになろう 東京デジタルキャリア 就労支援ログ
最近では「リモートハラスメント」や「ワクチンハラスメント」なんて言葉もあるようです。
職場で使われていた「ハラスメント」もどんどん日常生活にも浸透してきて、時代や生活の移り変わりとともに、ハラスメントも生まれていく印象ですね。
「ハラスメント」は簡単に言うと相手に対する嫌がらせのことを指します。
つまり、あなたが取った行動が、相手に嫌だを感じさせるものであった場合、「ハラスメント」になってしまうのです。
正当な理由があればハラスメントにならないのですが、正当な理由かどうかは、あなた自身では決められません。
周りの人も納得できる理由でないと認められないのです。
では、ここでクイズです!
二つの例を挙げます。
ハラスメントになるか・ならないかアナタにわかりますか?
1.
A君はB子さんは同じ会社に勤める同僚。普段すれ違えば挨拶をする仲でした。
時々休憩時間が一緒になることがあり、その時は楽しく会話をすることもあります。
しかし次第に、A君はB子さんを見つけると、わざと一緒に休憩したり、わざわざA子さんの側に寄って話しかけるようになりました。
B子さんは、会社に行くとA君が気付くと周りにいるので、会社に来るのが怖くなり上司に相談するようになりました。
~ 一旦整理しましょう ~
●同僚であり、普段挨拶するぐらいの仲
●A君は男性、B子さんは女性
●時々は一緒に話す事もあった
●段々と休憩の時に近寄ってくることが多くなった
●いつも周囲にいるのが怖くなった
●会社に行けないので上司に相談した
2.
今日は重要な会議の日。
Cさんは以前から「スケジュールも詰まっているので9時丁度に始めます。次こそ遅刻厳禁で」
と上司より事前に連絡を受けていた。
しかし当日。Cさんは9時3分に到着。
すると上司から「これで遅刻は何回目ですか?約束が守れないなら会議には出席しなくて良いので、退出してください」と上司にみんなの前で怒られてしまった。
Cさんは「たった3分だけで皆の前で怒らなくてもいいじゃないか!パワハラだ!」
と怒りが湧いてきて、会社の相談窓口に相談に行った。
~ 一旦整理しましょう ~
●上司から事前に「遅れないよう」連絡をうけていた
●当日は少し遅れてしまったがいつもよりは早かった
●会議に行ったのに退出しなさいと言われた
●他の人の前で怒られた
●3分の遅刻で怒られたから相談窓口へ行った
さぁ、答え合わせです。
ハラスメントは…
1だけです。
意外でしたか?
理由をお話しますね。
【1】
きっとA君はB子さんともっと仲良くしたかっただけのでしょう。
しかし、B子さんにとては自分の周りをウロウロしているA君の存在が怖くなり、会社に行くことも怖くなってしました。
これはB子さんの労働環境を脅かす立派な【セクハラ】になります。
A君は会社から厳重な注意や処分を受けることになるでしょう。
【2】
パワハラには当たらないと考えられます。
Cさんは何度も遅刻をしていたことが分かります。
過去からのCさんの行いを考えると、会議の場でみんなの前で注意を受けても仕方がない状況です。
上司は事前連絡をきちんとしており、遅刻しないようにと念も押しています。
上司は部下の管理をすることを業務の1つでもありますので、この場合は正当であると判断される可能性が非常に高いのです。
ハラスメントは自分の気持ちを優先しすぎると
相手への配慮が無くなる為、起こる可能性が高いです。
1:仲良くなりたい気持ち
2:ちょっと位ならいいやという甘い気持ち
まずは自分が取る行動で相手がどう感じるか未来を想像
する癖をつける練習から始めるといいですね。
また、迷ったら相談できるといいですね。
トラブル回避の為にもハラスメントのことは忘れず!
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ご来訪者の皆様をお迎えしております。
ご来訪時には、マスクの着用及び手洗い・うがい・手指アルコール消毒を
お願いすると存じますが、ご理解のほど何卒宜しくお願い申し上げます。
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