ビジネスマナー/身だしなみ【クールビズって?】 東京デジタルキャリア 就労支援ログ
仕事をするときのビジネスマナーを知りましょう!
一般的なスーツのマナー
①ジャケットの前ボタンは一番下は閉めない
これはスーツマナーあるあるですが、
高校時代の学ランやブレザーの名残で全部ボタンを閉めてしまったり
ボタンを全て閉める方が礼儀正しいと思い込んでしまっている方がいます。
何個ボタンが付いていようが、
正しくは『一番下のボタンは開ける』です。
②ジャケットの外側ポケット
ジャケットの外側両サイドにはポケットが付いており
そこにはふたのようなデザインが施されているかと思います。
これを「フラップ」と言います。
これはまさにポケットのふたを意味しており、
ポケットにチリ・ホコリなどが入らないようにしているわけです。
使い方としてはチリ・ホコリの多い屋外では
フラップを外に出してポケットにふたをします。
逆に屋内ではポケットの内側にしまっておき、屋外でいるときは外に出すのがマナーです。
③上着外のポケットには何も入れない
スーツを着用していると、上着の外のポケットに、様々なものを入れている方がいます。しかしビジネスマナーとしてはNGです。もし、ペンやメモ帳などの比較的小さなモノを身につけておきたいときは、スーツの上着の胸の部分にある内側のポケットに入れるようにしてください。ポケットの内側は、外ポケットよりも深みがあるので、外ポケットに入らない大きめの手荷物であったとしても、内ポケットであれば入ります。また、その方がスマートですし、スーツも型崩れすることなく、長期間利用することができます。
④スーツに半袖シャツはNG
クールビズ期間中はYシャツを半袖にする方もいらっしゃると思います。
またスーツが暑いので中は半袖シャツにしようかと考える方もいるのでは?
しかしながら、スーツの下に着用するシャツを半袖にするのはNGです!
なぜならスーツの基本であるサイズ選びにおいて、
スーツの袖口から中のシャツが1~1.5cm出るのがマスト!!
スーツを着用するマナーはまだまだありますが、今回は夏の定番!
クールビズについて説明します。
最近では企業でもクールビズ・スーパークールビズと称して、ノーネクタイ・ポロシャツ等での出勤等を官庁等でも推進しています。
そこには様々な背景やその中でもマナーがあります。
今日は就職してからも役に立つ情報をお伝えいたします。
クールビズとは?
クールビズとは、英語の「COOL」と、BUSINESS(ビジネス)を略した「BIZ」の造語で、室温28℃で快適に過ごせる軽装や、取り組みを促すライフスタイルのこと。2005年に、環境省の呼びかけによってスタートしました。
これまでの日本では、ビジネスパーソンの服装といえば、どんなに暑い日でもスーツに男性はネクタイが必須とされ、その服装に合わせてオフィスの冷房の温度も低めに設定されているところが少なくありませんでした。
しかし、そうした過度な冷房は消費電力の増加を招き、ひいては地球全体の環境悪化にもつながります。そこで、人々の服装に対する常識を見直し、快適に過ごしつつも地球に優しいライフスタイルの実現を目指して、クールビズが始まりました。
夏らしい軽装でいながらも、ビジネスの場にふさわしい、一定のマナーを守った服装をすることが、クールビズの本質です。
クールビズのメリット
環境に優しい
クールビズが始まるきっかけにもなったのが、環境への配慮です。夏場にエアコンで室内を冷やすには、相当のエネルギーが必要になり、設定温度と外気温との差があるほど、必要になるエネルギーも増加します。
こうしたエネルギーは、さまざまな発電方法によって捻出されていますが、エネルギーを生み出すために大量の燃料を消費し、火力発電の二酸化炭素のように、環境に優しくない物質を排出していることもあります。涼しい服装をすることでエアコンの設定温度を下げすぎないようにすれば、それだけ必要となるエネルギーの量も減ることになり、地球環境の改善にもつながっていくのです。
健康にも一役買う
外出先の暑い空気から室内の涼しい空気にふれたときは気持ちの良いものですが、ずっとその環境で働いていたり、温度差のある場所を何度も出入りしたりするのは、決して健康に良いものではありません。
自律神経の乱れや血行不良を引き起こしやすくなり、冷房の風があたりやすいところでは肌が乾燥する場合もあるでしょう。
夏バテや夏風邪といったこの時期ならではの不調も、多くは外気温と室内の温度差が要因とも考えられています。クールビズによって、体にも優しい環境を作ることができるのです。
費用の負担も軽減できる
エアコンなどの利用を減らせば、そこにかかっていた費用も軽減することができます。
また、実際に現場で働いているビジネスパーソンにとっても、夏用のスーツなどを別途用意する必要もないため、お財布にも優しいといえるでしょう。
クールビズの期間
クールビズの期間は、例年、環境省より5月1日~9月30日と発表されています。ただし、10月でも暑い日には、それぞれの判断で軽装などに取り組むことが推奨されているため、企業によっては期間が異なる場合があります。社内規定などを事前に確認するようにしましょう。
なお、クールビズは5月より始まるので、4月下旬までにはクールビズの服装をそろえておきたいものです。
クールビズの基本スタイルとは?
環境省による、クールビズの服装ガイドラインは以下のとおりです。
クールビズには、5月1日からのクールビズ期間と、6月1日からのスーパークールビズ期間の大きく2つに分類されますが、それぞれ許される服装は異なるため、注意が必要です。
クールビズの服装マナー
男性:清潔感の意識
男性のクールビズは、ノーネクタイ・ノージャケットが基本となります。企業によって許可されている服装は異なりますが、トップスは半袖シャツやポロシャツ、ボトムスはスラックスやチノパンなどの着用が一般的です。
半袖シャツの場合、麻の素材が含まれているものは通気性が良く、見た目も涼しげに映ります。なお、ジャケットを着用しない場合、シャツのしわが目立ちやすくなるため、しわになりにくい形状記憶素材の物を選んだり、しっかりとアイロンをあてたりして、清潔感を保つようにしましょう。
また、ネクタイをしていれば心配はないのですが、クールビズスタイルでは第1ボタンを開けた際に、襟元からインナーが見えてしまう可能性があります。インナーは襟ぐりの広いVネックなどを選ぶように心掛けましょう。
女性:露出を抑える/節度ある服装
女性の場合、ビジネスカジュアルが許されている企業が多く、あまりクールビズを意識しないかもしれません。しかし、クールビズだからといって肌を露出して涼しさを保つのはNGです。ノースリーブやキャミソール、ミニスカートなどはマナー違反とされています。
女性のクールビズスタイルでは、通気性の良い素材を選ぶことがポイントです。また、色味も白やベージュ、ライトブルーといった寒色にすると、見た目が涼しげになるためおすすめです。
そのほか、7分丈などのジャケットや、やや丈の短めのパンツなどをチョイスするとスッキリとした着こなしができるでしょう。寒暖差に備えて、薄手のカーディガンなどの羽織物を一着持っていると安心です。
クールビズの要注意!
営業職をはじめ、クライアントの元を訪問する機会の多い職種は、クールビズの服装選びに注意しなければなりません。一般的には、長袖シャツとネクタイ、ジャケットを着用するのがマナーとされるケースが多く、訪問先企業の考え方にもよりますが、ジャケットとネクタイを準備しておくといいでしょう。
クライアント側から、「次回からはノーネクタイで大丈夫ですよ」と提案してもらった場合は、クールビズスタイルで訪問しても問題ありません。先方の考えに合わせて服装を選ぶよう、意識しましょう。