就労パスポートを作ってみよう! 東京デジタルキャリア 就労支援ログ
就労パスポートとは、厚生労働省が出しているツールのひとつです。
障害のある方が、働く上での自分の特徴や希望する配慮などを整理できます。
就職や職場定着に向けて、支援機関や職場と必要な支援について、わかりやすく伝えるためのツールです。また、作成していく中で、自分の特性について整理することができます。
作成する人
主に、就職・職場定着を目指す、精神障害・発達障害・高次脳機能障害のある方としていますが、その他の障害のある方も活用できます。
作成・活用する時のポイント
自分ができそうなところから取り組んでみる
就労パスポートの内容は、選択式の設問や、自由記述の欄があります。
自分で工夫していることや困っていることを色々書きたい方は、自由記述欄を活用して文章化してみましょう。履歴書や職務経歴書がある方は、そちらを参照しながら取り組んでみるのも良いです。
言語化が難しい方は、選択式の設問だけでも、自分が取り組みやすいところから始めてみましょう。選択していくだけでも、自分はどんな環境が良いのか?どういう配慮があれば働きやすいのか?整理できます。選択の設問に一致しない場合は、どこが一致しないのか?どういう表現なら一致するのか?メモで残していくのも良いと思います。
他者の意見も確認してみる
作成を進めていく中で、客観的な意見も参考にしてみましょう。自分はできていると思う、と感じていたところも、他者から見るとそれはちょっと…という評価のこともあります。逆に、自分はでいていないと思う、と感じていたところが、他者から見ると、できてるよ!ということもあります。
イメージできなくて、どう記載して良いか、分からない。そんな時は…
普段の生活場面、作業場面をイメージしながら考えてみましょう。
例えば、職場内の人との会話について、作業場面で自分はどうなのか振り返ってみましょう。イメージすることが難しい場合、いつもの作業場面で「自分はこんなところがあるな…」と気づいた時にメモで残しておきましょう。
【例】
~スキャン作業で分からないことがあった場合~
Aさんは就職して1ヵ月になります。スキャン作業に取り組みだして本日3回目になります。スキャンをしていると、紙に大きくバッテンがついているものがありました。これはスキャンして良いのかどうか分かりません…上司へ聞こうと思いましたが、パソコンを入力していたり、電話していたり、いつ話しかけて良いのか…前職で、上司へ話しかけて「後にして!」と怒鳴られたこともあり、なかなか声掛けできません。考えていると、上司から「どうしたの?」と声掛けが。バッテンがついたものは、スキャンとるのかとらないのか?質問したところ、『バッテンがついているものはスキャン不要』とお話がありました。
□相手に対して自発的に話しかけられる
…前職に上司から怒鳴られたことがトラウマとなっており、自発的に話しかけるのは厳しい
□話しかけてよいタイミングが具体的にわかれば話しかけられる
…自分から話しかける勇気がなくて厳しい
✅慣れるまでの間は声をかけてもらえたほうが話しやすくなる
…今は上司がどんな人なのか分からないし、慣れるまでは声掛けしてもらった方が良さそう
現段階では、「慣れるまでの間は声をかけてもらえたほうが話しやすくなる」へ✅となりました。仕事や人間関係にも慣れてきて、上司が電話をしていない時・会議が終わった後・お昼休み前の10分といった、タイミングが分かれば話しかけられるようになることもあると思います。
就労パスポートの内容は、ご自身の状態やスキルアップによって変化することも考えられます。時間が空いたら、更新してみても良いと思います。
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事業所内では、感染症対策や衛生管理を十分に行った上で
ご来訪者の皆様をお迎えしております。
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