安定した就労を行うために 就労支援ログ 東京デジタルキャリア
徐々に気温が上がっており、少しずつ夏の気配すら感じられますね。
外出の自粛による影響などで会社の倒産など経営の危機が発生しています。
それは健常者・障がい者に関係なく起きてくる問題です。
これから就職活動を始める場合、厳しいものになるのではないかと思います。
だからこそ、その準備期間に就労継続・移行支援を利用し、就労する姿勢や就労前に培っていくことが大切になってきます。
皆さん「1か所で長く就労したい」と思って就職活動を開始すると思います。
そのためには会社の情報を調べたり、その会社で何ができるのか、給与など金銭面もとても大切ですね。
今回は、自分が会社に求める合理的な配慮についてのお話をしたいと思います。
合理的な配慮とは?
障害のある人が障害のない人と平等に人権を享受し行使できるよう、一人ひとりの特徴や場面に応じて発生する障害・困難さを取り除くための、個別の調整や変更のことです。
その人が直面している困難や周囲の環境に応じて、必要な合理的配慮は異なります。
合理的というには理由が必要となります。
例えば、
●身体障がい / 車イス / 9:00出勤
[ 会社に行く際に10:00出勤にしてほしい ]
・毎朝同じ時間に出ても、混みあっている時間なので、電車で通う際に乗れる電車が限られる
・駅や会社でもエレベーターや駅員さん、電車を待つ時間が発生する
・会社の最寄り駅の出入り口はバリアフリーな環境整備がまだされておらず、エレベーターのある出口から遠回りして出勤する
→勤務時間9:00~16:00を10:00~17:00に時間変更を認める
●精神・発達障がい(視覚過敏)/ PC業務
[ 会社では電気の光が強く、明かりで目が痛くなるので色付き眼鏡(グラサン)を使用したい ]
・日によって目に入ってくる光の過敏さが違う
・作業の度合いによって目への刺激が多く、頭痛が発症する
・会社の電気が明るすぎる
・色付き眼鏡(グラサン)をつけたり外したりするのは、頭痛に繋がるので、できれば日中はずっと付けていたい
→会社の電気自体を全て変更するのは難しいので、本人の色付き眼鏡(グラサン)着用を許可し、本人が休憩を取る際には電気を消せる部屋を用意し、配慮する。
配慮できる事項としては障がいによって様々あります。
会社で自分のパワー(実力)を発揮するのに必要な支援であるといえます。
合理的な配慮を求められる障害とは?
身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む。)その他の心身の機能の障害(以下「障害」と総称する。)がある者であって、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるものをいう。
●身体障害
●知的障害
●精神障害
●発達障害
以上の4種別になります。
しかし、「障がい者手帳をもっていないから合理的な配慮をしない」ということではありません。
医師の指示書や診断書などを用いることによって会社に働き方を相談することが重要になってきます。
例外にはなりますが、合理的な配慮とは障がい者に限った話ではありません。
〇妊娠中の方
〇出産後の方
〇育児休暇の方
病気ではないですが、人によって妊娠中の体調やつらさ、出産後の体調等も人それぞれあります。
また、最近では男性の方が育児休暇を取得したりしていますね。
〇療養中の方
〇療養後の方
入院までは必要ないが、治療をしながら仕事をしている方や治療後で体力がまだ全快に戻っていなかったり等あります。
どちらも”必要な配慮”という事項に関しては働き方が憂慮される点では同じです。
ZoomやSkype等での見学も受け付けております。
ご興味をお持ちの方はご連絡ください。
東京デジタルキャリア(就労継続支援B型)
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