本所防災館で防災訓練を実施しました!④ 東京デジタルキャリア 就労支援ログ



10/10(金)に、本所防災館へ防災訓練に行ってきました!
引き続き利用者さんに記載していただいたレポートのご紹介です。
今回は、Wordで文章で詳細につづっていただいた方のレポートです!
応募書類作成時には、自分の得意なことや苦手なこと、長所や短所、趣味等を文章で記載していくことになります。
自分の伝えたいことを文章でまとめることも、行っていけると良いです。
Iさん
概要
本レポートは、10月10日に訪問した墨田区の錦糸町駅近くにある本所防災館(以下、防災館)について体験したことについてである。防災館とは、災害を想定した様々な体験をし、状況に対しての効果的な対処方法を実践的に学ぶことができる施設である。筆者はその防災館へ訪問した。
筆者は、防災館および防災訓練を行う機会があまりなかったため、様々な学びを得ることができた。そのあらゆる災害体験の中での一貫した教訓は「事前に備えること」であった。あらゆる災害に対してのそれぞれの備えとはどのようなものだろうか。
本レポートでは、体験した防災シアター、地震体験、煙体験、都市型水害体験、暴風雨体験について、体験したこと、またその所感について述べていく。
防災シアター
防災シアターでは関東大震災に被災し、そのさなかでその惨禍を手記として残したノブさんの手記の内容をもとに作成された20分程度の映画である。ノブさんはその震災に被災した様子、またその中で様々な人に助けてもらった感謝を残すため、ノブさんの子供たちにつたえるために執筆されたとされる。
作中で最も印象的であるのは、関東大震災の死因の9割は火災であるということである。そのころの建物は木造であり、消化しきることが出来なかったことによって燃え広がっていったとされる。その中で日の燃え広がりが予測困難であること、現代と違う馬や荷車があるさなかで避難する人々による混乱、火のタイフーンによる災害の模様が作中で描写された。これは建物や道路が整備された現代からは想像もつかない。
ノブさんは、そのような震災経験のなかで、想定を超える被害が起こること、被災者を助けるのは被害者であると教訓を残した。この2つの教訓は、普段の生活の環境とはまるで違うことを示している。事前に災害に対してどのような備えをするべきかを判断できていれば、東京の街の防災意識が上がり、被害が減った可能性があるのではないか。
煙体験
煙体験では、実際に火災が発生した際の煙を想定して、煙が発生している暗めの道を歩き、どのように対処していくかを学ぶことができる。
まずイントロダクションとして煙の性質についての解説動画を見た。そのなかで、意外にも1階で発生した煙は2階に入り込んでいくのではなく5階に入り込んでいくという点には驚いた。このことから煙は熱によって上に上がるから姿勢を低くし、口元を煙で吸わないようにして進んでいくということが解説された。
実際に煙のなかで歩くことを実践してみると、避難灯が上にあって進行方向が見えづらいという点は想像と違い、実際に体験しなければわからない意外な点であると感じた。また暗いなかでは手で壁をつたい進行していく対処が良いとされ、同じ手で壁を触らないと進行に問題が発生する点は、実際の火害発生時はよりパニックになるはずなので、冷静に思い出す必要がある。
暴風雨体験
暴風雨を体験できるこのコーナーでは、意外にも筆者が過去に近い状況を経験したことがある、ほかの体験の中でも特に身近な体験であった。確かに、災害のなかでも暴風雨は最も起こりやすい点については、いままであまり考えたことがなかった。
ただ身近と言っても、これ以上の暴風雨は起こりえるとインストラクターの方が言っていたように、体験した以上のことが起きれば体勢を崩してしまうだろうし、ものが飛んでくるのは端的に言って怖い。そのような身近でありながらも想像してこなかったことを想起することができた。
都市型水害体験
都市型水害体験では街が浸水したことを想定し、水圧がかかったドアを開けるのがどれだけ難しいかを、重いドアを開けることで体験できる。
10cmから30cmの水位からかかる水圧の重さを調整できるドアで、筆者は20cmのボタンを押し、ドアを開けることができるか体験したが、開けるのはギリギリであった。30cmの重さは無理だったに違いない。このドアを開けられないというのは、あらゆる災害体験のなかでは最も怖いのではないか。
やはり開けられないとなると、逃げることができないので、それが単純に怖い。また同時に、単純であるからこそ、この防災館での一貫したテーマである「事前に備えること」に対して、「閉じ込められる前に早期に出る手段を考えなければならない」といった早期の備えの重要性を理解しやすい。しかし、その単純さは非日常的である。普段、水圧によってドアが重くなるといったことは起こらない。だから、すべての災害体験の中でもっともなじみのない、それでいて体験すると恐怖が分かりやすいといった、ユニークな体験であった。
地震体験
実際に震度7を体験できるこのコーナーでは、大地震に対して、土下座の体勢になりつつ首を手で隠す「ダンゴムシポーズ」が安全であることを学んだ。
筆者は前に体験していた人々を見て、「急に揺れるな」と思った。実際に地震が起きることを想定すると、地震が起きた後に「ダンゴムシポーズ」をするべきだと考え、自分の番ではそれを意識した。すると、見て想定していた揺れよりも大きな激しい揺れによって、正座の体勢から崩れ、すぐに「ダンゴムシポーズ」に移行することができなかった。
少しの間体勢を崩し、それから「ダンゴムシポーズ」をなんとかすることができたこの体験では、正しい対処方法だけでなく、「ダンゴムシポーズ」の体勢になること自体の難しさを学び、実際に訓練しなければわからない意外性を感じた。
すべての体験を通じての学びと展望
「事前に備えること」において最初のステップは災害を想定することに関心を向けることである。体験を通じて、体験しなければわからない意外な盲点というのが多くあり、ただ情報を収集して事実の整理をするといった現代の生活から離れた重要性を理解した。その体験するといった具体性は物理的に体験する「てざわり」から生まれる。
その「てざわり」の感覚は、1923年の関東大震災のころから防災意識が上がった現代の日本からしても、技術の発展によって失われていったのだろう。その要因は、技術の発展とともに希薄になり、自然と触れ合う機会が昔と比べて減っていったことではないか。たとえば、1900年ごろでは薪や炭によって火と風を意識し、人々は料理していた。今よりも根源的に火について意識していたはずである。そのようなものから現代は離れ、我々はIHで料理し、だれが料理したかわからない弁当を買う。便利で安全であるからこそ隠されていった自然の「てざわり」は、災害が起こりうるという想起するタイミングが昔に比べてほとんどないと言ってよい。
そうであるからこそ、防災訓練するというのは重要であるというのが今回の体験を通じた学びである。また、実際に体験してみると、体験内容よりももし大変な状況だったらどうだろうかと想定してみると、恐怖感を感じた。その恐怖感を元に、筆者はこれから定期的に防災訓練を定期的に体験することをし、いまだ備えていない防災に備えた道具や物を準備していきたいと考えた。それが今回の教訓である「事前に備えること」を通じて導かれた考えである。また、この体験を通じての以外な盲点を、母と話す機会に伝え、簡単にできる「ダンゴムシポーズ」を伝授しようと思う。
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