障害者雇用を探す上で見るべきポイント (TDC member writing)

 障害者雇用で就職先を探すとき、「どういったポイントを見て」就職活動をすればよいでしょうか?大事なのは「自分の働きやすさ」です。

もちろん給料や会社名も大事だけど・・・

 やはり就職先を探す際に一番気になるのは、「給料がどれくらいもらえるか」なのではないのでしょうか。確かに障害を持っていると、仕事をしていても経済的なところで苦労する部分も多いと思いますし、ある程度お給料のことを気にするのは決して間違ってはいないと思います。また、特に障害者雇用で就職活動をするのにおいて、安定して働くために大手企業の障害者枠や、大手の特例子会社を目指すのはごく自然な考え方だと思います。
 しかし、お給料や会社の名前ばかり気にして、自分が働きやすいかどうかを疎かにしていませんか?

一番は「自分が働きやすい職場か」

 就職活動をするのに一番大切にしてほしい考え方は、「自分が働きやすい職場なのか」ということです。働きやすさと一口に言っても、いろいろな尺度があります。職場での人間関係であったり、業務の内容であったり、職場の環境であったり、通勤の負担であったり、それは様々です。
 障害者雇用では、就職活動をするにあたって、企業での実習や体験をさせてくれる場合が多くあります。そこで見極めてみましょう。

業務内容や職場環境を見てみよう

 働きやすさ、とは何かと言われても難しいかもしれませんが、要するに「自分に合っているか合っていないか」と言い替えることができます。たとえば、具体的な業務内容の場合。同じ会社の障害者雇用と言っても、メールセンターのような身体を動かすような仕事だったり、PCでひたすら入力をする仕事だったりと、様々な業務が与えられていることがあります。明らかに苦手な仕事だな、という業務は予め避けるようにしましょう(そのためにも自分の苦手や得意の自己分析は大切です)。また、PC事務の現場でも、静かな環境でずっと入力を続ける場と、スキャンやコピーなどで頻繁に席を立つ社員がいるような場があります。どちらにしても、その様な空間にストレスを感じるような場合、うまく回避することが大切です。

通勤にストレスがかからない←意外と大事

 意外と忘れがちなのが、通勤によって気づかないうちにストレスが掛かっていたり、疲れがたまってしまうことがある、ということです。通勤という行動は、多くの場合、満員電車に乗ることや乗り換えでラッシュの駅を歩くこと、渋滞する道路を運転することなどを意味します。通勤距離はできるだけ短くしたり、通勤ラッシュを避けるような時間帯に通えるような職場を選ぶのは、地味ですが重要なことなります。

まとめ

 自分が働きやすいこと、働いていてストレスがかからないことが、長く働く秘訣です。そのなかで自分が誇れる給料と会社で働くことが出来ればいいですね。

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